脳がくたびれるの
異常なほど甘いもの好き
若い頃から、甘いもの好きでした。
ご飯にお砂糖をかけたり、シュガーポットを開けてお砂糖を舐めたり。餡子もの、ケーキ、お餅など、チョコレート以外はペロリと食べてしまう人でした。
病気が疑われるようになってから、お砂糖の量がびっくりするほど消費していくのでした。本当に、大丈夫?というほどお砂糖ばかり食べていた母。
大丈夫?なんて言っちゃえば、猛烈に憤慨し反撃されます。
朝、シュガーポットにたっぷり入ったお砂糖が夕方には空っぽ。
珈琲シュガー用でもびっくりしますが、普通のお台所のお砂糖までなくなっているから驚きです。当時、毎日のようにお砂糖を買っていた(大げさだけど)ように思います。
ケアマネさんがいうには、
認知はとーってもくたびれるみたいよ。だから、甘いものが欲しくなるのだと。
また、
脳が欲しがっているとも言われています。
私なりの分析ですが
糖分(糖質)をとる→脳の認知機能を衰えさせる物質の増加→糖質をとる
の悪循環を引き起こし、糖質は認知症の脳のエサなのではないかと考えます。
母は、糖質ダイエットとは程遠いい食生活でした。
妊娠後、太って元に戻らなかった母は、ずっと痩せたいと繰り返し言っていました。
高校の頃の友達に、おばちゃんの痩せたいは、ずっと聞いているーと20代過ぎてからも指摘される始末。
かつ丼なども私よりペロリと食べてしまえる、どちらかというと、肉食女子でした。
その辺は病気とは関係ないと思いますし、肉体的な病の方が心配になるような食生活で、指摘すれば、頑固な母は、反撃に出ます。
結局、口ばかりで痩せることはできませんでした。83歳になって初めて痩せていくとはなんと皮肉なことなのでしょう。
おかしいなと思うことが一つでもあれば
✅ 忘れたことを指摘するとモーレツに怒る(もしくは言い訳が激しい)
✅ 顔に表情がなく、能面のような顔つきになった
✅ お金がない、探す、本当になくす
✅ 扉の開け閉めが激しい。思いっきり閉める
✅ 几帳面だったのに、だらしなくなった。衛生面に無頓着
✅ 汚れた(と思われる)下着が隠してある
✅ 驚くような場所から、下着が現れる(食器棚や、来客用のクッションの下など)
✅ ガスの火を付けっ放しで忘れる
✅ なんでか、切れる。すぐ切れる
✅ 意味不明な説明をする。そのことについて質問するとモーレツに怒る
✅ 自分の悪口を言われていると思い、チェックしだす
✅ 聞き耳を立てている。悪口だと、耳が遠くても聞こえる
✅ 被害者意識が強くなる。ひがみっぽくなる
✅ ペットの世話をしなくなる(例えば、猫のトイレ掃除をしないなど)
✅ 言っていいことと悪いことの区別がつかなくなる。他人に話してしまう
✅ お砂糖の消費が激しい
✅ 味音痴になった。料理は作れるが、味付けが変になった
✅ 洗濯物の干し方が変。下着を外からわざわざ見えやすい位置に干すなど
✅ 原因不明の吐き気を訴えたり、フワーッとした感じをたまに訴える
人それぞれだと思います。認知症のガイドブックに載ってることも参考にしてください。うちの母や伯母の初期症状をまとめてみました。
なんとなく当てはまるなぁと感じたら、なんとか本人をお医者様の元へ連れていくことが一番良いですね。
でも、難しいと思います。そうこうしているうちに、時間だけが過ぎていきます。そして、手遅れに。。。なんてことになりませんようにしてください。
大切なのは、
自分から、声を上げていく
ことです。
役所でも、病院でもなんでも、相談して、どんどん頼っていきましょう。
わからないのは、当たり前!助けになってくれる人、考えと出会えるでしょう。
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