宜保愛子さん
その力は本物でした
この方が何をしている方だったのか、知らない人の方が増えてきました。
もちろん、バブル世代の方々は知らない人はいないと思います。
平成生まれの我が子たちが知っているのは、CSで再放送される怪奇特集を見ていたからなのです。
ネットでは、よくある占い師やインチキ霊媒師と一緒にしておもしろおかしく書き込む人も多いでしょう。でも
うちは、彼女がブレイクする直前、2度ほど視ていただきました。
残念ながらブレイク後にお会いできる機会はありませんでしたが、スピリチュアル好きな私は色々な霊媒師に見ていただきました。が、彼女以上の霊力の持ち主には未だお会いできずにおります。
そして、彼女のおかげで私が生きているということの感謝を込めて
彼女は本物でした。
と改めて言います。
30年前の予言が的中
母の姉、私の伯母の友達が宜保さんとご縁があり、横浜のご自宅へ伺わせていただきました。私は小学生。母は2度目の鑑定でした。
伯母が自宅ののれんの模様、お仏壇の配置、家の中の様子までピタリと言い当てると感心して紹介してくれたのです。
母は、父の暴力やパワハラで悩み、相談に訪れたのです。
紙に、自分の生年月日と姓名、相手の生年月日と姓名を書き、宜保さんの前におきます。
彼女は、じっと見つめ、しばらく目を閉じ黙ったままでした。
そして、深いため息をついてこういったそうです。
(父のこと)すごい、人です・・ね。人を恨むことが強い。二人は(両親)カタキ同士。あってはいけなかった。前世でのことが原因。
このまま一緒にいれば、娘さんは中学2年生で無縁仏に連れて行かれます。
そんな風に言われたそうです。
早く(父から)離れなさい。二人で暮らせば、お金はなくても楽しいし、精神的に楽ですよ。娘さんはお父さんから離れなければ、自殺する。ということでした。
まもなくして、私と母は、父から離れました。
それから半年して私を連れて宜保さんに相談にいった時のことです。
今でも鮮明に覚えています。
スクラップ置き場のような場所で、階段上にゲゲゲの鬼太郎の家というのは言い過ぎかもしれませんが、そのような足場の悪い所に案内されたのを覚えています。
六畳ほどの一間に、お仏壇と机が置かれ、奥に座るよう案内されました。
目がとても印象的でした。片目が不自由だと言われたその目で、私の後ろをじっと見つめ、対話するのです。
観音様とお話しするのだと説明してくれました。
もっといっぱい伺っておけばよかったと今更ながら後悔しています。
この娘は、いい子よ〜、あなた(母)を最後まで助けるわ。
宜保さんが言った言葉で、忘れられなかった言葉がありました。
(父は)この人、最後は孤独よぉ〜(絞り出すような声)
本当に、孤独で孤独で・・・誰か助けてくれと言っているみたい。でも自業自得なのね。
耐えられないほどの孤独で・・・孤独で、辛いって。
で、わかった(自分のしてきたこと、家族を大事にしないこと)時は、遅い(=死)のね。
この絞り出すような声、よくテレビでも出しておられましたが、
30年後、孤独死をし壮絶な最後を遂げた父。
この宜保さんの言葉を思い出し、
目の当たりにした光景にゾッとしました。
宜保さんには、
ゴミに埋もれた部屋で一人最後を迎えた父の姿が
視えていたのでしょうか・・・。