介護はお金がかかります
介護サービスをフルで使ってました
要介護度は5でしたので、
在宅介護になってからは、介護サービスを限度いっぱいに利用してました。
介護ベッドも買うより借りた方が安いということで、テーブルや点滴を下げる棒まで用意してもらいました。
訪看さん、訪問医療、訪問入浴
ヘルパーさんは一日に3〜4回来てもらいました。会社も数社頼んでましたので、ゼネコンでいうJV(ジョイントベンチャー)というか、一つのプロジェクトで、介護会議みたいなことをやる日は、プロジェクト会議のようでした。
最初は、点滴もうっていたため、私が点滴を取り替える(と言っても、針は入れたままなので薬液のみ交換)という作業をしていました。
それも、フルタイムで働きながら。子供は小学生。
一番心配だったのは、昼間誰もいないため、鍵を外に起き、ヘルパーさんたちに留守宅へ入ってもらったことでした。
きちんとした会社から派遣されて来ているので、何かあるというわけではなく、信頼もしていましたが、認知症患者が一人で留守宅と変わらない自宅へ入ってもらうというのは、かなり怖いものでした。
子供達が家にいる場合もありますが、ヘルパーさんによっては、黙って入ってこられるのでびっくりすると子供が嘆いていたことも。
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トラブルばかりだった2
通勤途中のトラブルが続いたこと
なぜか、通勤途中(いつも帰宅)の電車の中でトラブルが発生しました。
混む路線だということもありますし、別の場所に住んでいる友達がいうのには、殺伐とした雰囲気があるのだとか。
私は、前回でも書きましたように、トラブルにあっても、相手と戦う時間もお金もありませんでした。全て仕事が終われば、介護と家庭のためにあるからです。
そんな私が、何があっても我慢していたにも関わらず、これでもか、これでもかと。
まるで呪われているのかと思ってしまうほど立て続けに色々なことが起こったのでした。
自分の落ち度もあったのだろうと反省してさらに気をつけ、我慢してもトラブルが向こうからやってくる、誰かが上から私をみて、苦しむ姿にお腹を抱えて笑われているような、本当にそんな感覚になってもおかしくありません。
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トラブルばかりだった
念が強いせいか
以前、親しい知人に念が強い方だと言われたことがある。
自分では、意識していなかった。
念とは?
念を押す、や念のためなどと使いますが、念が強い人と言われたのは、良い方に引き寄せれば良いが、悪いこともたくさん引き寄せてしまうという意味だったようです。
もちろん、霊感が強いというところも指摘通りです。
母も私も感が鋭い、予感が的中する、正夢を見るなどなど、色々なちょっとしたスピリチュアル的な人でした。
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脳がくたびれるの
異常なほど甘いもの好き
若い頃から、甘いもの好きでした。
ご飯にお砂糖をかけたり、シュガーポットを開けてお砂糖を舐めたり。餡子もの、ケーキ、お餅など、チョコレート以外はペロリと食べてしまう人でした。
病気が疑われるようになってから、お砂糖の量がびっくりするほど消費していくのでした。本当に、大丈夫?というほどお砂糖ばかり食べていた母。
大丈夫?なんて言っちゃえば、猛烈に憤慨し反撃されます。
朝、シュガーポットにたっぷり入ったお砂糖が夕方には空っぽ。
珈琲シュガー用でもびっくりしますが、普通のお台所のお砂糖までなくなっているから驚きです。当時、毎日のようにお砂糖を買っていた(大げさだけど)ように思います。
ケアマネさんがいうには、
認知はとーってもくたびれるみたいよ。だから、甘いものが欲しくなるのだと。
また、
脳が欲しがっているとも言われています。
私なりの分析ですが
糖分(糖質)をとる→脳の認知機能を衰えさせる物質の増加→糖質をとる
の悪循環を引き起こし、糖質は認知症の脳のエサなのではないかと考えます。
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老人性うつを患って
入院させました
お金や家族以外知られては困るようなことがご近所へダダ漏れしている状態が続きました。あまりにも私たち家族とトラブルが続いたため、地域包括センターに相談したところ、家族と分離させることを強く勧められました。
母と対立した人間が未成年の孫だったためです。
どちらも保護するというスタンスなんですね。役所は。
包括センターの担当者が見つけてきた病院は、いわゆる”老人病院”でした。
介護の延長というか、特養などに入れない人が仕方なく?入る場合もあります。家族はいくらか楽になります。
候補に上がった病院は、以前、認知症の伯母のための落ち着き先を探していたころ、母と見にきた病院でした。伯母はこの病院には入院せず別のところへ入院しましたが。
皮肉なもので、母が今度は入る立場になってしまったのでした。
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認知症を患った日はある意味、母をなくした日
鬼の形相
ある日、血圧の薬をもらいに行くついでにと言って聞かせ、心療内科へ連れて言った。
医師がとても優しかったおかげで、すんなりと受診できて意外だったことを覚えています。
ただ、本人は全然覚えていないのと悪いことは絶対に言わないため、私が後から本人のいない状態で相談した。
まず、一緒に受診していた時は
自宅でも、お洗濯やお掃除をやってまともに生きているとアピール。
母の診察が終わってから、私がすかさず診察室に入って、カトラリーを孫に向けて投げたり、太ももに軽くさしたりと暴行暴言があることを相談した。
私たちも近所に喧嘩が響き渡り、気持ちが安定しないのだと。
すると驚くことに、母が鬼の形相でバッとドアを開け診察室に入って来た
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